管理職研修
技術社員の人材育成について PDF
回路設計会社の例
教育の目的と支援
*会社が必要とする一般知識、技術知識の集合教育
*会社が必要とする個人スキル向上における自己啓発(研鑽)
人材開発について
大企業では、組織が細分化されている。
管理部門(人材開発部、研修部、人事部、労務部など)
といての役割化 採用体系、教育体系、人事考課体系と
それぞれの部が行っている。
採用は、人材開発部 教育は、研修部
1.企業研修
企業研修の現状
企業研修
・新人教育
研修員(先輩社員に付き仕事のいろはを取得する)
OJT (On the Job Training)
・社員教育
集合研修(強制、自由)
小集団によるグループ教育
e-Learning
社会人として必要知識が中心
メリット:多くの従業員が一度に受講できる。
研修費用を抑える。
外部研修
2.社員教育の目的
入社後の新人教育
1)社会人としてのマナー
2)一般知識
3)配属先に必要な専門知識
4)入社1年間は、先輩社員が、指導員としたOJT
一般的教育
1)企業人としての知識
2)業務遂行上必要な専門知識
その他
自己啓発(研鑚)なスキルアップ
3.人材育成
社内情報サイトの構築からスタート
新人に基礎力の強化
中途は、応用力の強化
基礎力
新人教育の資料は、会社設立5年目頃から担当して
企画制作を始めた。
営業品目など基本教材を整備した。
応用力
専門分野の研究会を設置、実施分野を決めた。
現在の収益の柱となっている開発
職業能力(エンプロイアビリティー)としての人材育成
人事考課と職務遂行能力
教育について
人材を育てる事は、企業にとって最重要項目の一つ
=なかなか手がまわらないのも現実=
・業務遂行上の必要知識は、部課部内のグループで、行われている。
・自分に必要な事は、自分でする。(自分を見つめ自分で、計画し、自己啓発(研鑽)によるスキル向上をする。
スキル向上を支援する部署はあるが、自分が行動しないと何も始まらない。
技術者は、仕事の中から技術を理解し、自分の経験をつんで行く。
新しい事は、周りの情報を集め上司に相談し、行動する。
教育の分類
教育実施計画例
教育会議について
・教育委員の選出を11/28までに各部署で推薦する
・分類別担当者を決める
・集約した教育内容の講師を決める(各部署で調整する)
・講師と講義時間、難易度を決める
・実施時期を決める
・各課の個人教育履歴を作る
・個人のスキルアンケートと上長評価調査の実施と分析を行う
・その他
教育スタート
・一般教育、専門教育(多専多能)の日程に従い実施(4月を予定する。)
・専門研究会の責任者(研究所/設計部)及びメンバー選定(課長推薦)
により実施する
研究会を実施する時期は、11月末までに参加メンバーを選出して
12月1日より実施する
教育カテゴリー分け例
• 新人導入教育
• 一般技術習得
⑨半導体一般知識
⑩ソフトウェア技術
• 多専多能設計技術教育
⑤論理設計:RTL設計技術
⑥回路設計:基本コア技術
⑦レイアウト設計:バックアノテーション・デバイス設計技術
⑧自動レイアウト設計者:ASIC一貫設計技術
• 専門技術研究会
①設計コア技術:データ検証
②分野別専門研究会:LCD・フラッシュ・アナログ・RF
③規格技術:USB・Bluetooth・MPEG・ATA・CAN
④アプリケーション技術:デバイスドライバ・Bluetooth
企業内教育会議例
[1]各課教育ニーズ調査実施
[2]各課教育ニーズ調査資料より10/15にレイアウト、回路、論理、その他の項目について担当者にて項目分類作業を実施(叩き台作成)
[3]実際に実施できる教育内容にまとめる作業を行う
1.スケジュールを11/2までに案を作成
2.課長による教育内容の順位及び共通講座への集約を行う
・分類別にまとめた資料より、OJT、一般教育、専門教育の実施内容を集約、優先順位を決める
・項目のグループ化した内容で各課共通の教育ニーズがある内容を実際に教育へ展開する事を考える
・講師が出来る人を選定する
・その他
例 =多専多能教育例【目次】=
[ 回路 ]
・アナログ全般 ★
・DA、AD変換回路
・FLASH MEMORY
・SRAM
・PLL基礎講座
・IO設計の基礎知識
・LCDドライバー ★
[ 論理 ]
・論理設計全般
・RTL設計 ★
・マイコン動作
・テスト・評価全般
・不良解析
実施方法例
●「専門技術研究会」に対するテーマおよび実施方法
セミナー:希望者による聴講(オープン講座)
専門技術会:参加者のレベルを限定(少数精鋭)
研究会:講師は立てずに、参加者で進め方・内容を決める
教育情報Webの制作について例
(Webメニューに常駐リンク)
一般教育(Web受講申請の一覧および資料公開)
・受講者募集
・事前アンケートの記入
・今後のニーズ対するアンケート調査記入
・受講者名簿の一覧
・受講後のアンケート記入
・e-ラーニングの準備
自習が出来る講義から準備
多専・多能(Webに専門教育内容の一覧公開)
・優先専門教育実施できる講座を課長推薦による募集
・推薦者事前アンケートの記入
・今後のニーズに対するアンケート調査記入
・ 受講者名簿一覧
・ 受講後のアンケート記入
専門技術研究会
Webによる研究会テーマの紹介
・責任者による実施日報告と内容記入
・ 進捗情報の記入
・ 報告会等のお知らせ
・ 専門研究会は,IDとパスワードで保護する。
企業におけるインターンシップ
インターンシップは、平成9年、学生が企業等において実習・研修的な就業体験(インターンシップ: student internship)をすることにより、学生が卒業、修了後に速やかに産業界のニーズに応え、自らの能力を発揮できることを期待して、導入された。
インターンシップ推進支援事務局Internship推進支援NET
インターンシップの形態
1)理論実践型:企業人を講師として招いた座学
2)職業意識醸成型:企業と連携した企業セミナー
3)現場体験型:学生が企業における職場に赴き、企業人と共に就業体験
*インターンシップと呼んでいる
厚生労働省「インターンシップ等学生の就業体験のあり方に関する研究会」中間まとめ
インターンシップの類型
1)資格要件型:教育実習
2)職業選択準備型:職業選択や職業理解
3)学習意欲喚起型:専攻分野と実社会の関連や社会における位置づけを理解
4.インターンシップを実施する企業のねらい
市場のニーズを把握するために半導体技術動向や売れ筋製品動向を見ながら新たな技術を取得する事やただ単に依頼された仕様に沿って設計をするのではなく回路提案をしながら具現化していくところを体験・理解してもらう事。
なぜ、インターンシップが必要なのか
*3年生から始まる就職活動の早期化に対応する為
キャリア形成教育および就職活動スケジュール
キャリアに関する教育 4月から12月
インターンシップ 7月から 9月
就職活動準備キャリアセミナー 10月から12月
業界・企業セミナーおよび会社見学説明会 1月から 3月
就職試験 4月から 6月
なぜ、キャリア形成支援が必要なのか
①自分は、何に興味を持っているのか
自分は、何が出来そうなのか
②自分が興味を持った職種・職業のある企業に体験する。
(理工系は、学科や卒業研究を考慮)
③自分が、興味をもった職種・職業のある企業を探す。
④数社を決め見学・説明会に参加する。
⑤意思決定した企業に応募して選考試験に挑戦する。
本当なら3年生まで、基本、専門の教育を受け、4年生から卒業研究を始め技術的な知識を理解してから就職活動をすれば、インターンシップは、必要ではない。(生産実習を必要とする大学は、過去から実施している)
実習スケジュール
インターンシップ実績をまとめた。
そして、事前学習を行なう。